まず、結婚披露宴における席次表とは、その結婚披露宴における参加者の座席だけでなく、新郎と新婦との関係が明記されているものです。
そして、席次表の役割としては、結婚披露宴に参加する参加者がそれぞれ、新郎や新婦とどのような関係が他の参加者が分かるだけでなく、スタッフにも関係性が分かるようになりますし、特に食事を出すときにアレルギーや嗜好を事前に伝えておけば、スタッフも配慮ができます。
こうしたことから、結婚披露宴では、席次表が使われます。
次に、製作についてです。
席次表は結婚式におけるペーパーアイテムとしてこだわりを持つ新郎新婦もいます。
製作については、披露宴会場に依頼して製作するのと、新郎新婦自ら手作りで製作するものがあります。
依頼して製作するものは、参加者や新郎新婦と参加者の関係、会場のレイアウトから座ってもらおうと思う座席や新郎新婦のイメージするペーパーを指定しておけば、あとは、披露宴会場もしくは披露宴会場の委託業者が作成し、新郎新婦はゆとりをもって結婚準備を行うことができます。
しかし、手作りで製作する場合にはそうはいきません。
参加者や新郎新婦と参加者の関係、会場のレイアウトから座ってもらおうと思う座席や新郎新婦のイメージするペーパーを選ぶところまでは同じであっても、イメージするペーパーも新郎新婦自らが探し、購入して印刷も自らで行うことになります。
また、結婚披露宴が執り行われるまでに間に合わせる必要がありますので、披露宴会場からも作成にあたっては締め切りの期限が設定されることになります。そのため、手作りで席次表を作る場合は手順を追って、段階的に計画を立てて製作をする必要があります。
手作りはこのように出来上がるまでが新郎新婦にとっては時間と労力を必要とするため、結婚準備の一つとして、大変な共同作業になります。
しかし、手作りであるから温かみが出せるのも醍醐味でもあります。
招待した人全員が見るものであるからこそ、参加者の一人一人をイメージして作ると新郎新婦の気持ちは見る人全員に伝わります。
また、出来上がったときの達成感はひとしおですし、新郎新婦の絆も深まります。
出来上がるまでが大変で、途中に意見がかみ合わないことがあると思いますが、何よりも、間に合わなかったということにならいように、親兄弟や友人にアドバイスをもらいながら新郎新婦が作ってよかったと満足のいく席次表を計画性をもって作ることが重要です。