結婚式ペーパーアイテム手作りコラム

ペーパーアイテム手作りコラム

ひとりひとりに向けたメッセージ書いて気持ちを伝える

手作り席札

私の結婚式では基本的な席札は式場と提携している業者にお願いして作ってもらいました。
デザインを選んで、そこにこちらが渡した名簿の名前を記載してもらったのですが、その完成品にちょっとひと工夫しました。

表から見たら普通の席札なのですが、中を見てもらうと、ひとりひとりに向けたメッセージを手書きで書き込みました。
旦那側のゲストの方には旦那が、私の方のゲストの方には私が直接書き込みをしました。
最初は席札も紙に印刷するだけで簡単にできるので自分たちで作ろうかという話も出たのですが、自分たちでその席札用の紙を購入するのと、業者にお願いするのと、あまり金額の差がありませんでした。
それなら確実に綺麗な仕上がりになるプロにお願いしたほうが得だと思ったので、席札自体は業者にお願いすることにしました。
そして、その席札に自分たちオリジナルを付け加えようということになったのです。

実はこのアイデアは自分たちが結婚式場の見学に行った際に、色々な式場で行っていたアイデアでした。
式場に見学に行くと、予約したときの名前が書かれた席札の中に、その日に担当してくれるスタッフさんからメッセージが書かれているものがほとんどでした。
毎回色々な式場に見学に行くたびに、そのメッセージを楽しみにしていたほどです。
その経験があったので、自分たちの気持ちが伝わるように手書きで、そしてその人向けのメッセージを記入することにしました。

旦那は最初、字が下手なことを気にしていたのですが、昔から自分たちを知っている人は、自分たちの独特な字も知っているはずです。
なので、その慣れ親しんだ愛嬌のある文字こそが意味があるものだということを話し、一生懸命丁寧に気持ちを込めれば、字の上手い下手は関係ないということを理解してくれました。
それぞれのゲストは25名ずつだったのですが、一言メッセージを書くだけでもかなり時間がかかりました。
あまり可愛い装飾などはできなかったのですが、それでも来てくれた人がちょっとでも心あたたまるようにと思い、一生懸命書き上げました。

式当日は、私たちが入場する前に司会の人のアナウンスで席札の中にメッセージが書かれていることを伝えてもらい、その時にみんなとても喜んでくれていたそうです。
結婚式からだいぶ経ってから友達と飲み会をした時にも、その席札のメッセージの話になり、私たちの結婚式以来、他の人の結婚式に行った時にも、まず席札の中を見るようになったという友人もいたくらいです。

メッセージの内容を考えるのも大変ですし、丁寧に書くのはとても疲れる作業ではありますが、こんな風に式が終わってから時間が経っても、その席札のことを覚えてくれているくらい印象に残るものなので、頑張って書き込んで良かったと思いました。