披露宴を行うことが決まり、どのような披露宴にするのか2人でいろいろと話し合いをしました。
私達らしい心のこもった式にしたいということが2人の共通の思いでした。
そこで、披露宴で準備するものは、時間がかかるけれど、なるべく手作りにすることに決めました。
手作りで作ることができるものとして、ウェルカムボードや招待状、席次表などがあげられますが、私達が一番こだわったのは、席次表でした。
披露宴で席を探すのが面倒だという方もいるようなので、私達の披露宴では、席を探すのが楽しくなるようオシャレなものを作りたいと思ったのです。
席次表を作るのは、初めてなので、どのようなものにするのかを考えるだけでかなり長い時間がかかりました。
2人とも仕事をしていたので、時間は限られていました。
どのようなものが良いのか最初は検討もつかなかったので、まずどのような席次表があるのかをインターネットで検索をし、参考にしました。
インターネットにはいろいろなタイプの手作りの席次表が出ていたので、とても参考になりました。
また、先に披露宴を挙げた友人からもアドバイスをもらい、まずはこのようなものにしたいという土台を考えました。
そんなとき、欧米の習慣の1つに1ダースの薔薇を贈ることで幸せになれる、という習慣があることを知りました。
この習慣はダーズンローズと呼ばれ、お祝いごとなどにもよく使用されるのだそうです。
これはとても素敵な習慣だと思い、席次表のデザインは、この習慣にちなんで薔薇をモチーフにすることにしました。
表紙はシンプルに薔薇のモチーフを入れ、席次表は、薔薇園の中から自分の席を探すようなイメージのデザインにすることに決めました。
デザインが決まったら次はいよいよ実際に作り始める準備です。
どのようなものが必要なのかが分らなかったので、これもインターネットや図書館に行き本を見るなどして必要なものを揃えました。
当日披露宴に参加してくれる方は、120名ほどでした。
手作りでこの数を作るとなると2人ではとても大変なので、お互いの家族が手伝いを申し出てくれました。
もし家族の手伝いがなければ、時間的に間に合わなかったかもしれません。
そして、披露宴まで後わずかというときに全ての席次表が仕上がりました。
仕上がった席次表の一番上には、「あなたの席を探す時間です」という言葉を入れました。
遊び心もあり、オシャレで心がこもった席次表ができ、時間はかかりましたが大満足でした。