結婚式ペーパーアイテム手作りコラム

ペーパーアイテム手作りコラム

まるでテーマパークなウェルカムボード

テーマパークでの街コン

ぼくがびっくりしたウェルカムボード演出について。僕の友人の話。
2人はテーマパークで開催されている「テーマパーク街コン」で知り合ったのだそうだ。
いまはやりの「街コン」のテーマパークバージョンともいえば分かり易いだろうか。
なぜそれに参加しようと思ったか聞いたら、「楽しそうだから!」だって。
そのためか、とにかく楽しい事が大好きで明るい。
そんなぼくの友人の新郎にお茶目な新婦。
そんな二人の挙式に向かった際、披露宴会場の入り口に飾られていたウェルカムボードに度肝を抜かれた。

その会場はホテルだったため、一つの建物でいくつか披露宴会場があり、ぼくの友人の挙式に関係ない人達も通る場所だったのだが、通りがかる人たちがみんな話題にしていたのがわかった。
そのウェルカムボードは、なんとサイズが等身大、それにもびっくりしたが、等身大の新郎・新婦の間に顔型で楕円形に切り抜かれ、遊園地などで、空いた部分に顔をはめて写真を撮ったりする「顔はめパネル」というものだった。
真ん中に配置された顔はめスペースに顔を入れると、両脇に移る新郎・新婦と肩を組んでいるように見えるそのデザインに、思わず笑った。
なんだかあいつららしいなーと微笑ましい気持ちになる。
もちろん、記念撮影もばっちりしてきた。
というのも、ふたりは、そのテーマパーク街コンで、一緒に顔はめパネルで撮影をして仲良くなったのだった。
出会いのきっかけもなんだかほほえましい。

そんなことを思い出していたボクも実はそのテーマパーク街コンに、一緒に参加した。
誘ってもらった当初は、普通の街コンでいいのになと思っていたが、やはり楽しかったし、いまとなっては本当に感謝しかない。
そして、友人の結婚を目の当たりにし、ぼくも現在結婚を決意、式を控えている。
見学に行った会場で、案内をしてくれたプランナーさんが「この会場はウェディングのテーマパークを目指している」と言っていた。
その言葉を聞いてその友人夫妻の事、僕たちの出会いの事を思い出したのだった。
「大切なゲストに日常を忘れ楽しんでもらうおもてなしをする」というのがモットーの様だ。
会場はそこに決めた。
いまやテーマパークをかしきって結婚式をすることもできるようだけど、おもてなしの心と少しの工夫があれば、それと同じくらいのサプライズや楽しさをゲストに感じてもらうことは可能だと思う。
現にそれを友人の披露宴で体感した。

そうだ、ウェルカムボード制作をお願いする友人も心に決めた。
でもあいつらみたいに実写では恥ずかしいので、小さめの、2人の似顔絵ウェルカムボードで、どこかに顔を入れられるようにしたい。
早速、相談の連絡をしようと思う。